「妊娠中に太りすぎると難産になる」と言われていたのに、妊娠前よりも+33キロになってしまったのは長女(現在5歳)を出産した時。
今回はそんな風になったら母子ともに死んでしまう!!と思ったので、自分への戒めとして…実際に長女の時のお産がどうだったのかや、妊娠中に太りすぎた場合のデメリットについてご紹介します。
妊娠中に太りすぎると難産になるって本当?+33キロの出産
わたしが長女を出産したのは26歳の時。今からもう6年前になるので…かなり忘れていることも多いのですが、思い出しながら書いていきます。
長女を妊娠していた時は、食べつわりが終わっても「ストレス解消!」と開き直って泣きながら毎日暴飲暴食をしていたわたし…。(←妊娠中は家庭でお金の問題があり常に情緒不安定でした)
そのころ、長女はすでに3000gを超える大き目の赤ちゃん。なのに、予定日が近くなってきていた検診でも、先生に「赤ちゃんまだ全然降りてきてないですね~」と言われ、焦って散歩をしたり雑巾がけをしていた記憶があります。
そんなこんなで、出産予定日になったばかりの夜中…めちゃくちゃきつい腹痛で目を覚まし、もしかしたら「前駆陣痛かもしれない」と思いました。(前駆陣痛は本陣痛の前段階で陣痛の間隔がバラバラ、本陣痛は等間隔という感じです)
陣痛アプリを使って痛みの間隔を計ってみると、どうやら不規則のようです。
「陣痛だとしたら間隔がバラバラだし、まだ間隔も長いし大丈夫!」…と思っていたのですが…。この陣痛が、「全然大丈夫な時間」→「死ぬほど痛い時間」→「全然大丈夫な時間」→「死ぬほど痛い時間」という感じでやってきたんです。(多分、陣痛って普通こういうものだと思いますがw)
だから「死ぬほど痛い時間」に病院へ連絡しようかな…と思っても、「全然大丈夫な時間」が来ると、「やっぱり大げさだから電話しなくてもいいや」ってなっちゃうんですよね。
そして、陣痛アプリを使う気力をなくすほどにおなかが痛くなり、「もう無理かも…病院に電話する前にもう一回アプリ使ってみよう…」という感じで計ってみると、10分間隔!なので、病院へ電話して救急外来へ。
「夜中にいたくなってから病院へ行くまで(10分間隔になるまで)」の時間は、なんと20時間以上!
ですが、病院へ着いても子宮口は全然開いておらず「まだ生まれませんね~。入院もできますし、帰宅もできますが…どうしますか?」と言われたので、「帰宅もできるって言ってるのに入院するのもなんかなぁ…」と思い、いったん帰宅することに。
しかし!!2~3時間もしないうちに、猛烈な腹痛に襲われて…「これはまずい!立てない!!」となってしまい、再び病院へ戻ることになりました。(いまだにあの時入院しておけばよかったのに…と夫やお父さんから愚痴られます)
しかし、それでもわたしの子宮口はまだ3cmくらいしかあいておらず、まだ生まれないとのこと…。そこからの陣痛がめちゃくちゃ痛い…(´;ω;`)ウッ…
「おなかの張りがわかる機械(NT?)」をつけても、全然ダメっぽくて「もしかしておなかの脂肪が厚いからちゃんと検査の結果に出ないんじゃないか…」と思うほどつらかったです。
そして、やっと子宮口が全開になったということで分娩室へ!!分娩室へ入ってからは30分という猛スピードで生まれ、会陰切開はあったものの色んな人に「安産ね~」と言われて「あ、わたしって安産だったんだ!」と思いました。
安産と難産の違いって?
そもそも、安産と難産の違いとはなんなのでしょうか。
正常分娩か異常分娩かの違い
正常分娩は、妊娠37週~41週で自然に赤ちゃんが生まれる分娩です。
異常分娩とは、帝王切開をしたり陣痛促進剤等を使ったり、
吸引器などであかちゃんを引っ張り出したりする医療行為がある分娩です。
分娩にかかった時間が短いか長いか
一般的な分娩時間よりも長くかかった場合は、難産と言われることがあるようです。一般的な分娩時間は次の通りです。
初産婦の分娩にかかる時間
分娩第1期|10-12時間(わたしの場合7時間くらい)
分娩第2期|2-3時間(わたしの場合30分くらい)
分娩第3期|15-30分(多分15分くらいだとおもう…)
経産婦の分娩にかかる時間
分娩第1期|4-6時間
分娩第2期|1-1時間半
分娩第3期|10-20分
参考:https://kidsna.com/magazine/birth-knowledge-18122602-6022
- 分娩1期…陣痛が10分間隔・または1時間に6回になってから子宮口が全開になるまでの時間
- 分娩2期…子宮口が全開になってから生まれるまでの時間
- 分娩3期…赤ちゃんが生まれた後に胎盤が出てくるまでの時間
ということで…私の場合、おなかが痛くなってから陣痛の間隔が短くなるまではすごく長かったですが、10分間隔になってからはたしかに平均より早い時間で産んでいます。
なので、「妊娠中に太り過ぎたからと言って必ずしも難産になるわけではない」とは言えます。…が、太りすぎることで妊娠中や出産時のリスクが高まるのは事実です。(わたしも、太りすぎてなかったらもっと楽だったかも)
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妊娠中に太りすぎた場合のリスクは?
妊娠中に太りすぎると大変だといわれる理由は次の通りです。
- 妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)や、妊娠糖尿病にかかりやすい
- 産道に脂肪がつくと赤ちゃんが仮死状態で生まれてくることもある
- 腰痛や足の痛みを引き起こしやすい
- 子宮の収縮が悪くなって陣痛が弱くなりやすい(時間がかかる)
- 産後も体重を元に戻すのが大変なので赤ちゃんのお世話が大変
- 低体重で生まれてくる、巨大児で生まれてくる
- 予定日を2週間すぎても生まれてこない
わたしが今回の妊娠でお医者さんに言われて一番怖かったのは、「太りすぎて産道に脂肪がつくと、赤ちゃんの通り道がせまくなるから仮死状態で生まれちゃったりする」と聞いたからでした。
なので、なにか「食べたいな~」と思うものがあっても、「赤ちゃんが仮死状態で生まれたら…」と思うと、それからは怖くて食べられなくなりました。
妊娠中に太りすぎると難産になるのかどうかの結論
ということで…「妊娠中に太りすぎると難産になるのかどうか」と心配になっている方も、「必ず難産になる」というわけではないと思います。
ですが、たしかに太り過ぎによるリスクが高まっているのは確実です。
妊娠中は、つわりや活動の制限、好きなものの制限、出産への不安…育児への不安…などなど、色々食べ過ぎてしまう気持ち、わたしはすごくよくわかりますw
でも、おなかの中の赤ちゃんも「わたし以上に大変なんだ」と思うようにして、我が子を苦しめずに「いいお産」ができるよう、出産までのあと数か月…頑張っていきたいと思います。
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